フィンの選び方アムズ

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軽器材の選び方　～フィン～

フィンは、水中を自在に泳ぐための推進装置です。自分の脚力に合い、フィット感の高いものを選びましょう。

軽器材の選び方
　∟マスク｜シュノーケル｜グローブ｜ブーツ｜フィン｜メッシュバッグ

フィット感の高いものを

フィンは、泳ぐための推力を得るための道具で、これがないと水中で自由に泳ぎまわることはできません。特に、自分の「ひれ」のようにうまく使いこなすためには、「足と一体化」できるだけの高いフィット感が必要となります。

フィンの種類には、大きくわけて、ストラップタイプ、フルフットタイプがあります。
足を包み込むフルフットフィンは一体感に優れ、足の動きを無駄なくフィンに伝えられるので疲れにくいのが特徴です。
ストラップフィンは着脱が容易でサイズ調整も可能な便利ものです。万一ストラップが切れても簡単に交換できます。

ボートダイビングが主な方には、水中での快適さを考えるとフルフットフィンがおすすめです。もちろん、手軽さ・経済性を考えると、ストラップフィンも捨てがたいものです。ブーツとの組み合わせによっても変わるものなので、できれば試着して決めたいところです。通信販売の場合はむしろ、サイズ調整可能なストラップフィンを選択しておくほうが、「はずれ」が少ないかもしれません。

脚力に合ったものを

また、フィンは脚力に合ったものを選ぶことも大切です。特に、素材や形状で、その性質が変わってきます。

素材はラバー(ゴム)、またはラバーとプラスチックとの複合が主流です。
ラバーフィンは弾力性、反発性、耐久性に優れ、高い推進力を生み出します。一方で、プラスチックフィンは発色やデザイン面で優れています。
デザイン性にこだわるのでなければ、ラバーフィンを選択しておけば良いと言えますが、プラスチックフィンも部分的にラバーを使用したものが増えていますので、あまりこだわる必要はないかもしれません。それでも、脚力の弱い人や、女性には、ラバーフィンを使う方が楽でしょう。

形状で重要になるのは、フィンの大きさです。大きなものほど大きな推進力を得られますが、それだけ脚力も必要とします。自分の脚力に応じて、フィンの大きさはほどほどにしておきましょう。なお、ブレードに切り込みの入った先割れフィンは、細かな上下運動に適しているため、大きいフィンキックやアオリ足には向きません。

<協力:モルディブデルフィスダイビングセンター(PADIコースディレクター)津金千尋・日本アクアラング株式会社>